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ARTISTS

Claude Monet

クロード・モネ

1840-1926 / フランス

クロード・モネ 「睡蓮の池」1899年
88.3 x 93.1 cm(ナショナル・ギャラリー )

1840 年パリで生まれ、5 歳の頃からノルマンディー地方のル・アーヴルに一家で移り住む。幼い頃から絵がうまく、人物のカリカチュアを売るほどであった。18 歳のころに風景画家のウジェーヌ・ブーダンに出会い油絵の教えを受ける。1859 年、サロン出展を目指しパリに出て絵の勉強を始め、ルノワールなどの仲間と共に戸外制作をして自然の光の描写を探究。フォンテーヌブローの森で風景画の練習を重ねるうち、絵具を混ぜずに原色をすばやくキャンバスに並置させることで、鮮明な光を表現できる「筆触分割」の手法にたどり着く。1865 年にサロンで初入選。続けて出品するもその後は落選を繰り返した。そこで、普仏戦争が終結した1874 年にサロンから独立した自由な表現の場としての展覧会を開催し、《印象・日の出》を出展。これはのちに第1 回印象派展と呼ばれる歴史的な出来事となる。印象派展での作品は、一部の批評家からは「絵画の革命」と言われ称賛されたが、社会やほとんどの批評家からは酷評を受ける。 

1890 年代には《積みわら》や《ルーアン大聖堂》など、同じ対象を1 日の様々な光や天候の中で描き分ける連作を手掛け、画家としての名声を手にする。50 歳代にはジヴェルニーに日本風の橋の架かる庭園をつくり、1926 年に86 歳で亡くなるまでその庭を描いた。特に睡蓮の池は重要なテーマとなり、約200 点もの作品を残している。 

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