アートフェア東京2015終了しました

春風が心地よいこの頃、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

今年も、アートフェア東京ではたいへん多くのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございました。
フェア全体の来場者数は昨年より増え、55,000人に達したようです。
今年は美術品等についての減価償却範囲が変わり、従来の20万円未満から100万円未満までが対象になりました。このような税制上の措置も、今回の熱気の一助になっているのではないかと思います。
周りのブースを見渡しても、ラベルに売約済の赤マルがついている作品数が例年より多かった気がしますし、お陰さまで弊社のブースも多くのお客様にご興味を持っていただけました。

NUKAGA GALLERYは、Japanese Avant-Garde Art 50’s 60’s 70’sと題して、日本の戦後美術の良い時代の、質の高い作品を展示させていただきました。近年大変人気が高まっている具体美術の作家だけということには特にこだわらず、今井俊満や岡田謙三など、まだまだその国際的な重要性にもかかわらず評価が足りていない作家の作品も含めて、日本の素晴らしい時代のアツい作品を一堂にご覧いただける、有意義な展示ができたのではないかと思っております。

今年は秋に弊廊でも展覧会を企画しております。日本の画廊として、日本の美術のアートマーケットにおける更なる評価、そして美術史的価値付けを正しく行っていきたいと思っております。
今後とも、皆様のご支援、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

額賀古太郎